Complete text -- "お米と野菜とお酒の会"
24 October
お米と野菜とお酒の会
10月24日。いよいよ私にとっての収穫祭・・・お米と野菜とお酒の会の当日です。
午前中は、仕事も休みなのでのんびり過ごしました。普通に家の用事を済まして、お昼ご飯も作って家族で食べて、夕方5時から始動。
行きがけに、行きつけのお店に前日収穫したキュウリとインゲンをお裾分け。野菜がお好きな常連さんが来られたら、出して下さいと言付けしましたが、味わっていただけたかどうか・・・。
6時前に会場のお店に到着。今年で4回目(4年目)なので、段取りも心得て下さっており、安心です。
この日のために作成したしおりを、テーブルの席に1枚1枚置きながら、今年の田んぼや畑のことを思い出します。
去年開墾した伊香立の田んぼで、今年ようやくお米を収穫できた喜び。
猪や鹿の度重なる侵入に、今年は地主さんの多大なご協力をいただき、電気柵で対抗した日々(それでも何割かは食べられました・・・)。初夏の天候不順もありましたが、実った稲穂を刈り取った時のほっとした安心感。単純に「ああ、今年も何とかこのお米が食べられる・・・」という、原初の喜びを味わいました。
畑では、今年はこの会に照準を合わせるように野菜たちを育てて、収穫できました。
カボチャや冬瓜は、夏に収穫して保存が効くのが10月いっぱい。サツマイモは10月上旬に掘り出して2週間は貯蔵しないと甘味が出ないし・・・キュウリやインゲンは今年の夏が長いことを予想して8月後半から育てて、10月に入って予想通り収穫できた達成感。それでも、ホウレンソウや大根など、秋冬野菜と織り交ぜるには、タイミングが難しいことを思い知りました。
お酒の準備も終わり、準備万端整えて、お客様をお迎えします。ほとんどが、お酒のご縁だけでつながった顔見知りの方ばかり。でも、美味しくてまっとうなお酒を求められる方は、お米や野菜にも真摯に向き合っていただけます。何より店主の野菜への情熱が凄いお店で、そこに通われる方々も多数いらっしゃるわけで・・・私が育てた野菜を、どのように味わっていただけるのか、興味が尽きません。
用意したお酒は、自分が知っている中で一番野菜に合うと思う、若桜のお蔵の純米酒たち。他に福岡のお蔵の熟成純米原酒など自家熟成酒を提供しました。
乾杯は、若桜のお蔵の純米大吟醸をお燗で。常温(一升瓶を手酌で)もありますが、ほとんどの方がお燗を味わっていただきました。また常温との飲み比べも、期待していた通り皆さん楽しまれていました。
醸造年度の違いや原料となる酒米の違いによる味わいの差も楽しまれて、本当にうれしい限りです。
そして、何といってもこの会のメインは、お料理です!
会場のお部屋の壁に張られたメニューの順番に、コース料理さながら提供されるひと皿ごとに、あちこちの席から感嘆のお声が・・・。
特に野菜の炊き合わせを味わった時、これ以上ないシンプルな料理の奥深さを実感しました。素材の野菜そのものの味を活かしつつ、寄り添うような上品なお出汁の香りと旨み。野菜ごとに火の通りが違う、絶妙な食感。
先付けから始まるすべての料理を、だし汁まで残すことなく完食される皆さん(自分も含めて)。そして〆の栗ごはんやお漬物は、おかわりまでしてしまいました・・・。
午後7時から3時間ほどで、会はお開きになりましたが、その後は手が空いた店主を囲んで、残った方々でさらに談笑。結局11時過ぎまで居心地良く居ついてしまいました・・・。
こんな楽しいひと時を過ごすことができたのも、ひとえに仕込み水をはじめ多大なご協力を頂いた若桜のお蔵と、素晴らしい料理と場所を提供して下さったお店、そしてこのような極私的な会に参加して下さった皆様のおかげです。本当に、ありがとうございました。
23:51:00 |
macjiro |
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