Archive for November 2009

08 November

畑とバーベキューと燗酒と

11月8日。小春日和というには暑い一日でした。
この日は、河内長野の農家さん宅で開催されるバーベキューに、去年と同じく家族で参加しました。
主催は、大阪府有機農業研究会代表の方。ご自身は料理人ですが、料理から素材の野菜や肉などの生産者、つまり農家や畜産家へとつながって、現在は大有研の代表をされているという不思議?な方です。
このバーベキューは、料理人と生産者とをつなぐ活動をされてきた中で、年に数回は消費者ともつながっていこうという活動の一環で行われており、提供されtる素材はもちろん、調理やサーブされるスタッフも、意外なほど豪華な会です。

メインは犬鳴豚(泉佐野市のブランド豚)の半身丸焼き。魚介類などのバーベキューに、今年は河内長野駅前の焼き鳥屋さんの焼き鳥も加わり、焼き物だけでもかなりの充実ぶり。割烹の板さん作の煮物や玉子焼きやオードブル、おにぎりやピラフやパスタ、さらに農家さん自家製の野菜の煮物に古代米おにぎりと、フードメニューは食べ切れないほど。

それよりも今年驚いたのは、日本酒の充実ぶり。大阪の日本酒専門店からスタッフが持参した純米酒6種類はいずれも燗酒で楽しめます。また地元河内長野の蔵元の蔵人が、超限定品の生原酒から定番酒まで6本を持参。この蔵人とは実は5年以上ぶりの再会でしたが、覚えていてくれて嬉しかったです。
私は、もちろんマイちろりやポットにお湯といった燗酒セットを持参していましたが、ちろりとマイ盃以外は使うことがなかったというありがたい結果に。8種類ほどのお酒を、次から次へとお燗しては味わっていました。
アルコールは、日本酒だけでなくワインもかなりの充実ぶりで、ワインを味わう参加者の方が多かったように思えました。それだけに、かなりご機嫌になってしまう方もちらほら・・・。

ブースの一部では、農家さんが作っている野菜たちも並んでいます。天王寺蕪、大阪しろな、鳥飼茄子といった「なにわの伝統野菜」はもちろん、珍しい紅芯大根や、普通のキュウリにトマトといったハウス栽培の野菜まで、所狭しと並んでいました。紅芯大根とキュウリは、そのまま生でも味わいましたが、市販のものよりは美味しいと思いました。

ある程度お腹がいっぱいになった頃、畑での収穫体験が始まりました。私は参加しませんでしたが、家族が紅芯大根を6株(子供ひとりにつき3株)もらって来ました。でも野菜よりも、畑にいる虫の方が興味があるようで、カマキリがバッタを捕える瞬間を見たと大騒ぎしていたり・・・。
その後、塩作り体験もあり、そちらも私以外の家族で参加。子ども中心に体験しているはずが、ご機嫌の大人達ギャラリーがうるさかったようでした・・・。鍋で結晶になるまで煮詰めた少量の塩は、これまた少量のにがりとともに、大事に持って帰りました。

日暮れ前まで畑で遊んだり、お酒を味わいながら談笑して、午後6時には帰宅。自宅から1時間かからない距離に、農家さんも「また遊びにおいで〜」とありがたい言葉で見送ってくれました。

写真は、こちら。

23:15:00 | macjiro | | TrackBacks

01 November

新しい世界への入口

11月1日。いつもの早朝仕事よりも1時間以上早い3時半に起きて、4時45分に自宅を出発。
天王寺駅から始発の大和路線に乗って、法隆寺駅へ。4年半前まで勤めていた会社の方と数年ぶりの再会を楽しみつつ、すぐにその方の車に同乗して、いざ愛知県豊田市へ・・・。

きっかけは、1週間ほど前の電話。それまでにも何度か連絡は取っており、私が会社を辞めてから農の世界に入ったこともご存知でしたが、その方が今回のような(私にとって)未知の世界の住人だったとは、知りませんでした・・・。
その世界とは、日本ミツバチ愛好家の世界。自然(里山や標高の高い山など)に暮らしている日本ミツバチを捕えて自作の巣箱に営巣させ、世話をして成果物である蜜をいただくという内容です。日本ミツバチは、養峰が難しく、その蜜はほとんど市販されていません。稀有に市販されていても、かなり高価なものになるとのことです。
この日は愛知県豊田市郊外で、そんな愛好家たちのオフ会があるそうで、お誘いを受けて参加した次第です。新しい世界と新しい出会いに期待をして・・・。

午前10時に会場に着き、まずは自己紹介。会う方みな初対面なのですが、こういうのも久しぶりで、気楽に自分を出すことができました。年齢も様々な方が、利害関係もなく、ミツバチというたったひとつの共通点だけでつながる・・・自分と日本酒とのご縁と同じものを感じました。
話される内容も、私にとっては新しいことばかり。聞きなれない言葉や、意味が理解できない話は、ひと通り聞いてから先輩に逐一質問します。ミツバチが巣を作って、そこから蜜を得る・・・原理は単純ですが、それを実践するためには、ミツバチの生態や習慣を深く理解して、ミツバチが快適に営巣できる状況を人間が注意しながら作る。そこには巣箱の世話といった直接的なものから、巣箱の周囲の環境、そして蜜源となる花の生態や環境までも整えるといった間接的な作業が必要になります。
訪問した場所は、豊田市郊外の田畑と清流がある里山的な環境。主催者の方は農家で、山も所有されているため、蜜源となる花を畑で育てたり、山から木を伐り出して丸太にし、よく乾かしてから中をくり抜き巣箱にしたり。山ふもとの環境も、ミツバチに寄り添うように整えられていました。

会場では、参加された方が活発に情報交換をされています。ミツバチを捕獲するために開発した器具や機械のこと、実際にミツバチを世話した中で疑問に思ったこと、蜜を取るための道具あれこれ・・・農の世界と切り離せない内容も多くありました。
また成果物としての蜜は、人間がどう頑張っても作れない、究極のスローフードでもあります。数種類の蜜を味見させていただきましたが、それぞれ個性があって同じものはひとつもありませんでした。味の要素は、甘味と旨味と酸味が中心で、蜜源となる花によって香りが違い、苦味や渋みなどのわずかなアクセントが、より複雑な味を生成していました。また採取する季節や、採取するまでに経た年月によって蜜の色も味の深みも変わっていました。・・・こう書いていくと、日本酒との共通点もかなり見出せますし、実際に味の表現をするのにも、きき酒の経験が役に立ちました。

最後に様々なプレゼント(ミツバチ関連はもちろん、農産物までも!)をいただき、先輩は山で見た丸太を数本車に積み込んで、午後4時半から帰路につきました。途中渋滞などもあり、法隆寺駅には午後8時に、自宅には午後8時半に着きました。

写真は、こちら。

22:40:00 | macjiro | | TrackBacks