Archive for September 2008

27 September

端境期の畑



このところ、畑に行く時は前日が雨というパターンが多いです。
畑は水分が抜け切っておらず、この日もサツマイモ掘りは断念。収穫も最近は少なく、菜っ葉類も虫にかなりやられていて、間引くだけで食べるほどの葉っぱがない状態。
秋になって、一時は終了かと思われたナス科(長ナス、万願寺)が復活してきたのには驚きました。長ナスは、まだ虫の被害が多くて収穫には至りませんが、新しい花が次々と結実してきています。万願寺は、大きさこそ普通のししとう程度ですが、きれいな黄緑色の実を着実に供給してくれています。逆に、夏場は毎回収穫できたオクラの勢いが、やや衰えてきました。
この日の収穫のメインは、枝豆。黒豆の枝豆ですが、丹波種ではないので普通の枝豆と同じく、今が旬です。1株だけで、軽く2〜3人前は収穫できます。もちろん虫もたまに入っていますので、湯がいてすぐに口にポイッというわけにはいかず、いちいち開けて確認しないといけませんが・・・。その面倒さを差し引いても、この時期一番の旨さです。
そして写真左のように、結局今年もタマネギにチャレンジすることに。畑の畝に苗床を作って種蒔きをしたのが、このところの雨で発芽。あと1ヶ月少し育ててから、畝に定植の予定です。ちょうど稲刈りが終わる頃かな・・・。
写真右は、冬瓜。3つだけ発芽したうちの1株が、畝を越えてキュウリネットによじ上り、結実。でも重さにネットの支柱(竹)が折れ、今は地面に着地しています。あと1週間ほどで収穫の予定です。
10月の課題は、ハクサイの苗の定植。これは月の上旬から中旬の予定です。今年こそ、結球してくれるかな?



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23 September

稲穂の風景

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日曜日は思わぬ雷雨で、ほとんど作業ができずでした。月曜は終日好天でしたが、はたしてたった1日で畑が乾いていますかどうか・・・と思って、秋分の日に畑作業に行きました。
畑に着くと、案の定かなり湿っており、鍬を入れるのが困難な状態。仕方なく、菜っ葉類の間引きや雑草抜きを中心に作業をしましたが、2時間弱で完了。細かい収穫(小豆少し、オクラ少し、オクラの種1莢、万願寺8個、枝豆1株、間引き菜たっぷり)をして、午前中で畑作業を終えました。
昼食の後、琵琶湖大橋を渡って仰木の棚田へ。確か月曜日に師匠が作業されていたはずと思いながら、田んぼを見回ってみました。畦道に彼岸花がたくさん咲いて、その鮮やかな紅色に思わずハッとしてしまいます。
休耕田復活1年目の田んぼは、見事な豊作。コシヒカリは、稲穂が重そうに垂れていました。一部は倒れているものも・・・稲刈りまで、あと2週間ほどという感じですので、それまで台風や大雨にやられてこれ以上倒れないことを祈らずにおれません。赤米は、予想通りというか毎年おなじみというか、すでに半分以上が倒れていました。でもこの時期だけ見ることができる、赤米の穂が出揃った時の見事な光景・・・これが本当にお米?と、毎年ながら思ってしまうくらい綺麗です。

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黒米は(今回は写真は撮らなかった)、一番早く稲刈りできそうな状態でしょうか。かなり登熟が進んでいました。
緑もちは、穂が出揃ってちょうど花が咲いていました(写真中央)。お米の開花は短い時間しか見れませんので、この日は幸運でした。このところ毎年、お米の開花が見れているので、今年も良いことが起こりそうな予感です。
そして、その株元を見ると(写真右)・・・雑草がほとんど生えていない!
もちろん除草剤を使ったわけではありません。田んぼの師匠によると、水管理をうまくすれば、稲だけが優先的に育って、このような雑草がほとんど育たない状態になるのです。ただそこに至るには、まず田んぼの畦塗りをして畦を高く(堤防のように)して、20センチ以上の水深が保てる田んぼにすること。そして苗を太く大きく育てることが必要なのです。
春の畦塗り作業は、全身泥はねするし、腕や肩や腰が筋肉痛になるし、重労働です。育苗も、籾の段階から選別、湯温殺菌、籾まきとすべて師匠とともに手作業で行いました。
春から田植えまでの、さまざまな作業の集大成が、今ここに稲穂の風景として見ることができているわけで・・・そう思うと、いつまでも見飽きない風景に思えました。

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11 September

ほっ・・・

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久しぶりに、仰木の棚田で田んぼの師匠たちと作業をしました。
夏場は1か月もすると畦の雑草がすごい勢いで伸びるので、草刈り作業が中心でしたが、私はうっかり草刈り機を車に積み忘れて来てしまったので、ひとり黙々と田んぼの溝切り作業をしました。
日当たりの悪い場所はずっとぬかるんでいるので、周囲に溝を掘って少しでも水分を排出させなければ、来たる稲刈りの時にコンバインが入れず、人力で稲刈りをしなければならなくなります。ぬかるみの中での稲刈りがどれほど困難かを体験したことがあるので、今のうちに溝切りした方が、しんどさはまだマシと思えます。
1時間ほど作業をして、この日は終了。といっても、私が合流する前の3〜4時間、つまり朝から師匠たちはずっと作業をされていたのですが・・・。
帰り際に、せっかくだからと田んぼの稲たちの様子を写真に撮りました。
コシヒカリと黒米(写真左)は、穂は出揃っていますが、まだまだ登熟中。
赤米(写真中)は、やっと穂が出始めた段階。赤米の穂は、禾(ノギ。籾についている長い毛のようなもの)が鮮やかな赤になるので、穂が出揃った時の光景が楽しみです。
緑モチ(写真右)も、穂が出始めたところ。赤黒いというか、茶色い穂なので、初めて見た人はびっくりしますが、中身はやや緑がかった白です。このお米で搗く餅はたとえようもなく美味しくて、毎年年末に行われる師匠宅での餅搗きは、家族で楽しみにしているイベントでもあります。今年は作付をやや増やしたとのことですので、今年以上に美味しい餅がたくさん食べられるかなぁと、今から期待してます・・・。
言うまでもないことですが、これら師匠とともに作業している田んぼは、すべて農薬・除草剤・化学肥料など一切使用しておりません。堆肥や有機肥料、米ぬかさえも入れておらず、田んぼの土と山の水(生活排水が全く入らない上流の水源)と、稲の生命力だけで育っています。よって収穫量は、通常の半分程度か、それ以下しかありませんし、外見もそれほど良いというわけでもありません。農協の等級審査を受ければ、かなり低い等級になると思います。
それでも、自分が関わって育てているので、安心できるお米であることは間違いありませんし、素朴で力強い旨さのお米です。
このところ食品、特に数日前からはお米そのものの安全性が問われる事件が起きていますが、原因は事件を起こした企業だけでなく、「安全で安心できる、安いもの」という不条理な要求をする消費者ニーズにもあるのではないかと、個人的に思っています。
ここ数年、お米や野菜について、実際に自分で作って関わることによって、ものの価値観が改まっていくのを痛感しています。
生鮮食品だけでなく、加工食品や調味料、外食、中食といわれる食材や料理も、「安いには安いだけの理由がある」ことを基本に判断すれば、おのずと良いものを取捨選択できるのではないかと思います。
そして、信頼できる生産者や販売者との関係や入手ルートを確保して、
「何があっても、あなたには責任をもって生産物を供給(販売)します」
と言ってもらえる関係を築いていく努力をする必要があると思います。
そのためには、「買い支える」という言葉がキーワードになります。生産者や販売者が生活できるレベルを維持するために、買い支えるのです。
農業でも、そして日本酒でも、こういったことを続けていかないと、いくら良いものを求めても入手できない事態に陥ってしまいます。
今回の事件や、ギョーザ事件がきっかけとなって、このことに意識を向け、少しでもライフスタイルを改善しようとする動きが活発になることを願ってやみません・・・。


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04 September

手前味噌2008蔵出し



去年の味噌のストックが底をついたので、今年の冬に仕込んだ味噌を蔵出ししました。
といっても台所の食器棚の下に保管していただけの味噌ですが・・・。
日本でもトップクラスの蒸し暑さを誇る大阪市内の、通気性のあまり良くないマンションでひと夏熟成した味噌・・・見かけはかなりいい色ですが、味はまだまだ物足りないといったところ。
今年は2つ仕込んだので、今回の味噌がなくなる頃には、もうひとつの味噌が程よい熟成をしてくれているはずと、楽しみに待つことにします。

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